六本木の名所をいくつか取り上げ、詳しく丁寧に解説するサイト『六本木の名所』

●●●歴史・文化●●●

【毛利庭園】

毛利庭園の歴史は古く、江戸時代にまでさかのぼります。
1650年、毛利元就の孫である秀元が現在の六本木六丁目に大名屋敷を建立し、その庭園
が現在の毛利庭園です。
毛利庭園は六本木ヒルズの中でも、かなり贅沢な空間です。
江戸時代の大名屋敷の名残を残し、人々の和みの場となっています。
利用時間は午前7時より午後11時と長めですので、一度散策なされてはどうでしょう。
所在地は六本木ヒルズ敷地内となります。

【有栖川宮記念公園】

 有栖川宮記念公園
有栖川宮記念公園は、東京都港区南麻布にある公園です。
この土地には昔、忠臣蔵で有名な浅野家の下屋敷がありました。
1867年、幕府から朝廷に大政奉還がされ、1896年には有栖川宮威仁親王が霞ヶ関の
御殿から移動する為の代替地として御用地となりました。
有栖川宮家は四親王家のひとつで威仁親王まで十代に及び、熾仁親王は九代目です。
大正2年に同宮家が絶え、大正天皇は第三皇子光宮宣仁親王に有栖川宮の旧称である高松宮
の称号を賜り、高松宮家は諸々の祭祀を引き継がれました。
1934年、有栖川宮威仁親王二十周忌のご命日に、高松宮家は当該御用地を東京市に下賜
され、公園として一般に開放されました。
そして1975年には東京都から港区に移管され、区立公園となりました。
有栖川宮記念公園は都内にあるにも関わらず、驚くほどひっそりとしています。
丘や渓流、池などがあり、大変趣きのある公園になっています。
豊かな緑に囲まれ、春には梅や桜、港区の木であるハナミズキなどが可愛らしい花を咲かせ、
初夏には花菖蒲、夏には港区の花である紫陽花が見られます。
秋は紅葉に包まれ、冬には園全体が見事な雪景色となります。
四季折々を堪能できる素晴らしい公園ですので、ぜひ一度訪れてみてください。

【国立新美術館】

国立新美術館は、文化庁国立新美術館設立準備室と独立行政法人国立美術館が主体となって
東京大学生産技術研究所跡地に、2007年に開館された美術館です。
この美術館の構想は、東京都美術館を使用してきた日展や様々な美術団体のあいだで、作品
出展数に対して展示スペースの狭い東京都美術館への不満と、新たな展示スペースへの要望
が高まったことから生まれました。
活動内容は公募展の同時並行開催と、新聞社等が主催の大規模企画展のための会場貸しで、
当初は美術品コレクションや学芸員は置かないという方針でした。
国立新美術館はオリジナルコレクションを持たないのですが、国内最大級の展示スペースを
生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の公開・提供、教育普及などアート
センターとしての役割を果たす新しいタイプの美術館なのです。